薬学生から医学生、その先へ

薬学部から医学部に学士編入した医学生によるブログ。専門はがん幹細胞。難病疾患の研究環境を変えるべく奮闘中。楽しいこと、面白いこと大好き!!!

薬学部に在籍していた意義

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昨日

 

 

薬学部の卒業が決まったということで、僕が薬学部に4年間在籍して感じた 薬学部の意義を書きます

 

 

 また、僕のキャンパスは医学部が併設されているので比較もしやすかったのでありがたかったです

 

 僕が感じた薬学部のメリットは

 

 医療系の学部の中で唯一サイエンスが学べる

 

 という点です

 

 これはほぼ間違いないんじゃないかと思います

 

僕は有機合成の研究室に所属していました

 一年間という短い期間でしたが、理学部、工学部、農学部などの学生や教員の方々と同じフィールドでサイエンスを勉強できたことは本当に貴重でした

 

そのうえ、人体のこと、薬のこと、生物のこと、化学のこと

 

 なんでも学べる薬学部は自分にとってはとてもよかったです

 

 

それに対して医学部は、研究室というものに一瞬触れる程度です

 そのうえ、一度医学部にはいればもう周りは同じような思考を持った人間ばかりで

 かつ、医学部の学生に研究マインドをもった人間は5%くらいしかいないイメージです

 

もし僕が

高校を卒業しそのまま医学部に入っていたとしたら

18歳の自分はきっと周りに流されていたでしょうし

研究というアクティブな分野を知ることはなかったでしょう

 

そういった面で薬学部に入ったことは僕にとって絶大なメリットがありました

 

 

また、僕は医療のシステムを一部変えたいとおもっていることがあります

 

僕は学部3年のとき以前紹介した

 

 medical-business.hatenadiary.jp

 

 ジャパンハートという団体の活動の一環で、島根県隠岐の島に地域医療の現状を見に行きました

 

 その時島の薬剤師さんが

 

薬剤師は注射や採血ができないのが本当につらい。

 

都会であればそれでいいのかもしれないが、病院へのアクセスの悪い地方では

 

服薬訪問中に容体が急変して、薬物の投与が必要になったり、

 

採血が必要になった時に、

 

長時間かけて病院へもどって、医師や看護師を呼んでこなければいけない。

 

その時間のせいで患者さんが亡くなりそうになったことがあった』

 

 

とおっしゃっていました

 

 それをきいてさすがにまずいなと思いました

 

 

ジャパンハートの顧問の吉岡秀人小児外科医も

 

 

『日本の医療は、チーム医療を推進しているといわれながらも、未だに医師トップダウン方式が残っていることは否めない』

 

とおっしゃっていました

 

 そして

 

『その現状を変えるには、現状では医師側からアプローチすることが一番近い』

 

 とおっしゃっていました

 

 

「薬剤師も注射、採血ができるようにする」

 

 これも僕のやりたいことのひとつです

 

 

 僕は薬学部にいたからこそ

その薬剤師さんと出会うことができて、薬剤師という職業を知ることができました

 

 本当に貴重な経験でした

 

この4年間で薬学部にいることで様々なことを知ることができました

 

 

もし僕がセンター試験をうけて、二次試験をうけて医学部に行っていたらきっとかなりつまらない人間だったろうと思います

 

 

僕にとって薬学部の4年間はそういうものでした