薬学生から医学生、その先へ

薬学部から医学部に学士編入した医学生によるブログ。専門はがん幹細胞。難病疾患の研究環境を変えるべく奮闘中。楽しいこと、面白いこと大好き!!!

解剖学実習で得たもの

スポンサーリンク

こんにちは

 

先ほど、神経解剖学の定期試験が終わり、リアルタイムPCRのデータ処理を終えて帰ってきました

 

 

 

さて、先日4月末から行っていた解剖学実習が終わり、納棺も終了しました

納棺を自らの手で行い、花束を供え、感謝の気持ちを改めて抱きました

 

思えば、僕が医学部に行きたいとおもった理由のひとつに、解剖学実習を通して人体の構造を学びたいというのがありました。

医学部じゃないとできないということは何かありますかと問われればあまり思いつきませんが、解剖学実習を通した系統的な人体構造の理解は医学部じゃないとできないと思います。

 

薬学部の時も、解剖学の講義はありましたが、当然ご遺体を解剖することは法律上できないので、医学部の解剖学の教授の講義を聴くだけでした。

やはり、スライドを見せるだけの講義には限界があります。

ここがなんとか筋で、なになに神経でなんてスライドさしながら話されても、

 

「で、本当にそうなの?」

 

くらいの感想しか当時は持てませんでした。

 

 

当時、がんの研究に加え、臓器再生の研究もやってみたいなと思っていたので、人体の構造を理解することは自分にとって必ず必要だと感じていました。

そして、その理解のためには、自分の手でご献体を解剖することが必須です。

しかし、現在の制度では薬学部や保健学科の学生は、解剖することができませんでした。

 

 

そんな経緯もあり、やっとで自らの手でご献体を解剖し、勉強ができる。

感謝の気持ちが大きかったです。

 

詳細なことはご献体をされたご本人やそのご遺族の方のことがあるので書けませんが、

人体を隅から隅まで、実際に見ることができたのは本当に貴重な時間でした。

 

一番大きかったのは、立体感覚を身につけることができたことです。

教科書で勉強していると、どうしても紙面上での勉強になってしまうので、臓器や筋肉の前後感覚が身に付きにくかったです。

 

「腎臓は大体このあたりにある」

 

なんとなくわかっているのと、右の腎臓は肝臓の下にあって接しているとはっきりわかっているのでは雲泥の差です。

この感覚はやはり解剖しないと得ることができないなと思いました。

 

 

最後に

 

この2カ月間、ひとりの方のご献体のおかげでなににもかえがたい経験をさせていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

僕が今後、医師として、研究者として頑張る姿を空から見ていてくれると嬉しいななんて思います。

 

 

そして、この解剖実習で得た知識からどんどん枝葉を出して、いろんな分野とつなげていきたいです。

ご献体をしてくれた方やそのご家族に恩返しができるようにがんばります。

 

 

それではまた